2~3歳の子どもの、あの行動を見て
「怖いもの見たさ」のことをいろいろ調べて
みたんですが、なんとなく、こう、
すっきりしません(苦笑)
でも、まあ、いちおう書いてみることで
みなさんから教えていただくこともできるので
(他力本願)まずは書いてみることにします。
人間は脳のどのあたりで感情を生み出すか
というと、「大脳辺縁系」というところだそうです。
図を見てもらえばわかるように、
大脳辺縁系は大脳の奥の方にある部分で、
そこに備わっている働きは、動物的な
機能が詰まっているところ、とでもいいましょうか。
「脳の発達は内側から外側へ」と考えれば
人間らしい思考や判断は外側で行い、
動物的な機能は内側で行う、と考えると
わかりやすいでしょうか?
この部分のうち、嫌悪や恐怖の感情に
関係するのが「扁桃体(扁桃核)」というところ。
「怖~い」とか、「嫌~な」刺激は、この扁桃体に
強く働きかけるわけです。
扁桃体で情報処理された結果は
視床下部へ届けられます。
視床下部は自律神経とホルモンに
関係するところです。
では、視床下部がどんな働きをするかというと、
「恐怖に対する備え」です。
それは「戦う」とか、「逃げる」といった反応です。
これは、動物の生存本能、とでもいいましょうか。
自分の身の危険を感じたとき、生きるためには
危険から自分を守る方法をとらなければなりません。
危険を察知する能力は、生物が古くから持っている
能力のひとつなんでしょうね。
視床下部からは、ホルモンによって副腎に
働きかけて「アドレナリン」の分泌を促します。
アドレナリンは、「ストレスに対処するホルモン」で、
心拍数や血圧を上げたり、血管を拡げたり、
血糖値を上げたりするんだそうです。
また、視床下部は自律神経にも働きかけて
交感神経を優位にして戦闘態勢を整えるわけですね。
…というわけで、
「怖いもの見たさ」の理由は
次回へ続く^^v
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