さて、私の疑問は
「在宅酸素療法をする人は、
酸素が体に取り込めない人なのに、
息苦しくても、酸素の量は
増やしすぎてはいけない」という
ことへの「?」です。
酸素をどんどん吸わせてあげたらどうなの?
さあ、看護師さんに「自分で調べてみたら?」と
言われて一念発起!はじめに思ったのは
「過呼吸」から答えにたどり着けないか、
ということです。
過呼吸は酸素をたくさん取り込むからね^^v
「過呼吸」とは「過換気症候群」と呼ぶそうです。
呼吸をしているのに息苦しくて、もっともっと…と、
たくさん呼吸をしてしまうことです。
これは不安や緊張から起こるもので、
呼吸を必要以上に行うと、体の中の二酸化炭素の
濃度が減少するそうです。すると、血液はアルカリ性に
傾くために息苦しさとなり、脳が「酸欠だ」と認識して
さらに呼吸をする…ということだそうです。
(なるほど~)と思ったあなた。
これ、どうも違うみたいです(笑)
過呼吸からは高濃度酸素の危険を導き出すことは
できないようですね^^
さらにググってみると、こんなのがありました。
「吸収性無気肺」。
通常、地球にある大気は20%が酸素、80%近くが
窒素、残りは二酸化炭素などです。
これをふまえておいてください。
高濃度酸素、たとえば100%酸素を長期間吸っていると、
実は肺に障害を起こすそうです。なんで?
吸収性無気肺とは、在宅酸素が必要な人は
基本的に肺の換気(ガスを交換すること)が
上手くいっていない人ですが、そういう人が
濃い酸素を吸うと、「やった~!酸素が来た~」って
肺が思うかどうか知りませんが、その酸素が肺胞で
み~んな血液に溶けていってしまう、と。
すると、肺胞の中の気体は0になってしまって、
それが続くと、肺胞が外からの圧で潰れてしまうみたいです。
そうなると、今度は酸素が入れなくなる。
→呼吸できなくなるという仕組みみたいです。
さっき、大気中には80%の窒素があると言いましたが、
それだったら、20%の酸素が全部溶けても、80%は
残っていますから肺胞は潰れない、ってぇことですな^^
吸収性無気肺の他にも、酸素中毒と言って、
全身痙攣などを起こして死亡することもあるそう。
ちなみにスキューバダイビングなどで
「酸素ボンベ」と呼んでいるものの中身は
そこら辺にある空気と一緒だそうですよ^^
調べている中で「酸素分圧」だとか、いろいろな
言葉に出会って、十分理解し切れていないんですが、
人間の体も大気も、実に絶妙なバランスをとっていて、
私はこうして生きていられるんだなあ、となんとなく納得。
みなさんは納得?^^
もうちょっと調べてみると、もっともっと
おもしろいかもしれない…^^