今日の話を読めば「なるほど!
人間の体ってうまくできてるなあ」って、
感動するかもしれない!?
今日は排泄機能のお話しです。
排便ってどんなしくみで行われるかというと、
大腸の一番最後の部分である「直腸」に
便がたまっていくと、腸の壁を刺激して
その刺激が脊髄(仙随のあたり)に届くそうです。
そして、脊髄から脳に伝わって、いわゆる
「便意をもよおす」ことになります。
それと同じく、刺激を受けた脊髄は
直腸と内肛門括約筋に情報が伝達するそうです。
脳からの指令じゃなく、脊髄から指令が行くことを
「反射」と言いますが、これが「排便反射」です。
排便反射によって、直腸が活発に動き、
(蠕動運動(ぜんどううんどう)といいます)
内肛門括約筋が緩む(弛緩(しかん)といいます)
ことになります。「大便を外に出そう、出そう」
とするわけです。
ただ、しかしこれから話すことが
(なるほどな~)というところです♪
排便をするときは「排便反射」だけでなく、
「排便するぞ」という意思決定が必要なわけです。
この意思決定によって外肛門括約筋を緩める
わけです。
肛門括約筋って、反射によって緩む「内」と
脳からの指令によって緩む「外」の2つが
あるみたいですね。
この意思決定がなく、反射だけで排便が
はじまっちゃったら、どうなるでしょう。
ステキな彼女とデートしているときに、
会議でイケテル発言をしているときに、
下手するとカレーを食べているときに、
出てしまうことだってあるわけです(笑)
そうならないために「意思の力」で
排便のタイミングを計ることができる
わけですね。
ただ、便は体にとって有害で不要なものですから
絶対に外に出さなければいけません。
だから反射という機能が備わっているんだろうな、
と思った次第です。
ちなみに赤ちゃんは「便をガマンする」という
機能が未熟ですから、反射の力のほうが
勝ってしまう、ということですね。
小便については、いくぶん違う
みたいな感じです。
図を貼っておきますので参考にしてください^^;
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