(前回は>>>宿泊体験 )
作業所が始まって2年目の年明け。
私はその春に施設を退職することに
なっていました。
転職を機に実家を出て、
アパート暮らしをしていたのですが、
どうしても実家に戻らなければ
ならない事情になりました。
ですから、グループホームを
立ち上げられるめどをつけて、それを
この施設での最後の花道にしたい、
という思いがありました。
もちろん、自己満足、ということではなく、
仲間たちの自立のため、ですよ☆
4人しか入れないグループホームの
入居者を決めるのに、その人にどれだけ
生活する力があるか?収入は?
親の理解があるか?と、いくつか
ハードルがありました。
その中で、収入については
1ヶ月○万円ぐらい必要、ということに
なりました。
親元を離れて自立するのに、
お金がなくて親に頼る、なんてことは
本末転倒ですからね。
1ヶ月の生活費と小遣いと
いくらか蓄えができる、ぐらいの金額です。
その条件を満たすことができる人は
わずかでした。
残念ながら作業所の給料だけで
1ヶ月の生活費は出ません。
給料と障害年金とを合計して
やっと目標額に届くかどうか、
ぐらいでした。
作業所ではない、一般の職場で
職業訓練をしている人たち、
3名は何とか条件を満たしました。
しかし、あと1人足りません。
「どうする?」という話になりました。
「出してやってもいいよ」という
親御さんもいました。
でも、それは断りました。
はじめにそれに甘えてしまえば、
何をやっているのか分からなくなって
しまうからです。
解決策として、「作業所の給料を上げる」
ということが目標として挙げられました。
私たち職員の課題です。
それは近い将来の目標になりました。
4人目のめどが立たないまま、
グループホーム開所の申請書を
作成することになりました。
(続く。)
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