「改正の概要」その③、通所編です。

もうそろそろ、各事業所の体制の

連絡が来ているので、いまさら…

という感も否めないのですが(苦笑)


いちおう、最後までやらないと気持ち悪いので、

今日も懲りずにこのテーマで行くのだ^o^




通所というと、大きく分けて

「通所介護(デイサービス)」と

「通所リハビリ(デイケア)」の

2つがあります。


「どう違うの?」という声もよく聞きますが、今回、

両者の役割の違いをはっきりさせていこう、

という意気込みが見える改正だった

という感想を持っています。




通所介護の大きな変更点は、

訪問介護と同じように、提供時間の

変更でしょう。

4~6時間、6~8時間と分けていたのを

5~7時間、7~9時間としています。


さらに延長できる時間が

10時間までだったのが

12時間までとなります。


家族介護者への支援(レスパイト)という

意味づけだそうです。



いっぽう、通所リハビリは

4~6時間、6~8時間のままです。

ただ、1~2時間などの短時間利用の

報酬はそのままで、4~6、6~8時間の

報酬は下げられています。


通所介護は延長時間を延ばし、

通所リハビリは短時間を優遇。

この違いは何でしょうか。


「通所リハビリは、リハビリをしたら

さっさと帰ろう。通所介護は家族の

事情を汲んで、長時間いられる

ようにしよう」というふうに区別したい

ようです。


あと、通所リハビリのほうは

「重度療養管理加算」といって、

胃ろう、じょくそう、気管切開など、

要介護4、5の人で医療の必要な

方の受入に対して加算をつけよう、

というところが新しく加わりました。


通所リハビリは、より医療を重視したもの

になりそうです。

医療が必要になっても在宅で生活できるように

という思いが込められているように感じます。



なお、リハビリについては、

通所介護でも個別機能訓練加算の

職員配置の見直しがあり、

通所リハビリでも短時間利用の人には

リハビリが複数回できる、など

よりリハビリが行えるように、と

変更になっています。


「リハビリ、リハビリ、重度化予防」の

かけ声が聞こえてくるような感じです。


そのことについては異論はありませんが

ただ、点数を取るだけ取って、中身が伴わない

ようなリハビリは止めてほしいなあ、

と思います。



最後に、最近何かと話題の「お泊まり型

デイサービス」のような、

家まで送迎の必要がないデイサービスは

送迎しないぶん、減額されるそうです。



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