ここで、介護保険が始まるかどうか、
という時代に戻ってみたいと思います。
それはいつ頃か、というと、平成6年(1994)の
「高齢者介護・自立支援システム研究会」
での報告について、です。
ここでは、介護保険が整備されていない当時、
どんな課題が挙げられるか、ということが
まとめられています。
ここで、「女性問題としての介護問題」という
見出しのところを少し紹介します。
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「どのような統計調査を見ても、家族介護の
主な担い手は女性である。」
「職業を持っている女性が介護のために
離職を余儀なくされているような場合も
見られるが…」
「介護を女性に依存することは、女性就業の
促進にブレーキをかける可能性もあり、
今後労働力人口の減少が予想される中で、
将来の労働市場に大きな制約要因と
なってくるおそれがある」
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ここでは「介護が女性の就労を阻害しており、
将来的な労働市場の担い手を失いそう」と
いった趣旨のことが書かれています。
おもしろいのは、「少子高齢化のため」
に介護保険を始めた、という理由の他に、
「日本経済の担い手を確保するため」に
介護保険が必要だった、という話です。
「少子高齢化で、日本の経済力が落ちてしまう。
なんとかせねば…」ということだったのでしょうか。
平成6年当時は、バブル景気が終わってすぐ、
ぐらいでしょうか。今に比べると、
まだまだ景気もずいぶん良かったですよね。
まさか、こんなに景気が落ち込むなんて
予想していた人たちは、ほとんどいなかった
でしょうね。
平成6年頃に予測されていたものと現在を
比べると、「労働の担い手は余っているから、
仕事なんかしないで家で介護してくださいよ」と
国が思っていてもおかしくない…?
(続く。)
考えすぎかな?
妄想が過ぎましたか?(笑)