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そもそも、薬の話が出てきたのは、

こういう経過があったからです。


足がむくむ、この患者さん。

果たしてその原因はなんだろうか、

ということで、先生は内服薬を

調べました。


そして、ある一つの薬に。


「ラシックスが出てますけど。

本当はアルダクトンのほうが

いいんですけどね」。


ラシックスとアルダクトン。

ともに利尿剤です。


水分が体にたまりやすい状態に対して、

おしっこの量を増やす薬です。


心臓、腎臓の働きが

悪い人に処方されたりします。


患者さんは肝臓の病気でした。


「肝臓の悪い人の第一選択薬は

アルダクトンがいいと思います。でも、

入院の時にラシックスに切り替えていますね」。


アルダクトンはカリウムを

排出しにくいそうです。


入院中の検査でカリウムの値が高いことが

分かったため、利尿剤を変更したのです。


カリウムが高いと、急に

心停止を起こしたりします。


しかし、薬を変えたせいで利尿作用が弱くなり、

体がむくんできた、と先生は考えました。




「薬を変えてみて、様子を見ましょう」と、

先生は言いました。


「一ヶ月後に次の予約をしておきます。

そのときにカリウムの値を計って、

上がっていなかったら、これでいきましょう。

むくみが少なくなるか、体重を量って

おいてください」と言って、

腹囲を計ってもらって帰りました。



さて数日後、患者さんに聞いてみると、

「おしっこが、よう出ますわあ」だそうです。


同じ利尿剤でも、効果って違うんですね!

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