成人の日の今日、みなさんは
いかがおすごしでしたか?
被災地に着物や美容師さんのボランティアが
集まって、一生に1度の成人式を無事に
迎えられたニュースを見て、少しホロッときた
【ケアマネ職人】田中大造でございます。
昨日(8日)の話なんですが、
地区の(とんどさん)がありました。
今年は、私の住む班が世話係になっていて、
前日の準備から片付けまで、お手伝いしました。
いつもは家のしめ飾りを持って行って、
ものの5分ほどでその場を後にするんですが、
今年はじっくり“人間観察”することができました^^
寒さで凍えた手を火にかざす人。
煙を手でたぐり寄せて、頭にかける人。
飾りを火に放り込んで手を合わす人。
おもちをアルミホイルに包んで焼く人。
おもちを火にあぶって持って帰る人。
ミカンを焼いてる人もみられました。
(とんどさん)には、いろいろな意味や
しきたりがありますが、詳しくは知りません。
また、地域によってもやり方が違ってたり、
(とんどさん)をする日にちだって違うみたいですが、
共通しているのは(信仰心)かなあ、と思います。
飾りが燃える火を見て、思わず手を合わせるなんて、
そこに実態としては、何も無いのに
自らが、(何か)を感じていることですからね。
おもちやミカンのたぐいは、「1年間、病気せずに
過ごせますように」という思いが込められているそうですが、
「あぶる」、「焼く」というのは、ガスコンロや
石油ストーブにだってできることなのに、
とんどさんの火にそういう力を
期待していることですもんね。
そもそも、しめ飾りをいつものゴミの収集日に
出すことはできますか?
少なくとも、私にはできないですね。
1年間、(バチが当たらないか)と怯えて
過ごすことになりそうです。
さて、後片付けしているとき、
近所のおっちゃんに言われました。
「おい、焼けとるがな」。
「えっ?」
おっちゃんが指さす、私の背中が
こんなことになっていました。
空に舞った燃えかすが、
私のダウンジャケットを焼きました。
お気に入りだったダウンが~(泣)
しかし、これは悪いことではありません。
単にナイロンに火がついて溶かしてしまった、
ということではないんです。
とんどさんの有り難い火が
私の心と体に力を与えてくださった、
ということなんです。
これで、1年間の私の健康と活躍が
保証されたも同然です(笑)
(信仰心)にあつければ、前向きになれる^^