お正月と言えば、年賀状。
年賀状といえば、お正月ですが、
若者たちにとってはどうなんでしょう。
メールやら何やら、
通信手段もいろいろあって、
昔ながらの年賀状というスタイルに
固執することもない感じがしますが。
でも、お正月感を感じたいなら
年賀状ですよね?
年賀状だけの交流になってしまった人
たちもいて、でも、年賀状がなければ
まったく縁が切れてしまうことに
なってしまいますしね。
その昔、仕事で大変お世話になった先輩も
そんな1人になってしまったんですが。
今年、その先輩から来た年賀状が、
ちょっと考えさせられるものでした。
実は手書きで「今年3月に退職することに
なりました。」と書いてありました。
年齢は私より10歳ぐらい上だったでしょうか。
定年退職でないことは確かです。
先輩はある日、私が勤めている
特別養護老人ホームにやって来ました。
それまでは障害者施設に勤めていました。
先輩は、福祉に熱い人間で、
本心から「入所者のために」という
実践をしていました。
それを強調しすぎて、古株の職員と
衝突することもたびたびありましたが。
衝突した職員の中には、少しだけ
私も入っています(苦笑)
先輩の言うことを「それはあまりにも理想論だ」と
言ったことを覚えています。
しかし、社会福祉士の勉強を始めた頃だった私は、
先輩の言うことや実践が福祉の基本的なところに
忠実であることを理解しました。
それが分かってから、今までの特養のやり方が
間違っていると言わないまでも、かなり修正する
ことが必要だと思うようになりました。
先輩が私の目を開かせてくれたわけです。
先輩、というより恩師ですよね。
それから、いろいろと協力を得ながら仕事をして、
今は離ればなれで仕事をしていますが、
年賀状のやりとりだけになって10年ぐらいに
なるでしょうか。
今は、無性にその先輩と話したい衝動に
駆られています。
今度、連絡をとってみよう。