今年の夏に骨折して、4ヶ月ばかり入院した

1人暮らしのおばあさん。

年齢は88歳になります。


入院するまでは何でもしていたんですが、

介護保険を申請して、家のことを手伝って

もらいながら、生活することになりました。


入院する前にも利用していた配食弁当のほか、

退院してしばらくの間は、部屋の掃除や洗濯を

ヘルパーさんにお願いしよう、ということになりました。


サービス担当者会議でヘルパーさんにやってもらうこと、

自分でやることを決めて退院となりました。

デイサービスに行かない平日にホームヘルプを

計画しました。





退院して1週間。3回目のヘルパーさんの日に、

家へ訪問して様子を見させてもらったときのことです。


ヘルパーさんはトイレの掃除をし、

おばあさんは仏壇のある畳の部屋に

(ペタッ)と膝をななめにして座っていました。


なんとなく、(疲れたような顔をしてるな)と思って、

体の調子を聞くと、おばあさんは体を起こして

「だいぶようなりました。ありがとうございます。」

と答えました。


しばらく世間話をしていると、掃除の終わったヘルパーさんが

やってきて、「トイレ掃除、終わりました。ゴミを集めますから。

出すものはないですか?」とおばあさんに尋ねます。


テキパキと仕事をこなすヘルパーさんに、

「あ、ああ…。じゃあ、花生けの花を片付けて…」と

おばあさんは言いました。


「はい、わかりました」と言って、ヘルパーさんは

ゴミの入った大きな袋を片手に、生けている花を片付けに

部屋を出て行きました。


ヘルパーさんが遠ざかった後、おばあさんは

ポツリと漏らしました。「私、バカになりそう…」。


この言葉を聞いて、ハッとしました。






骨折するまで、まがりなりにも自分で家のことは

全部していたおばあさん。


それが、全部自分の手から離れていって、

何もすることがなくなっていたのです。

(何もすることがない=何も考えない)、

ということだろうと思いました。




改めて、ヘルパーさんに何をやってもらうか、

週に何度来てもらうか、ということを

話し合いました。





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