竹内先生のお話の続きです。
水分、認知症、ときて
今回は「胃ろう」の話。
前にも記事にしたとおり、
竹内先生は老人福祉施設協議会
(老施協)の研修で、「胃ろうから
経口摂取への取り組み」を推進しています。
実際に研修を受けていた施設の中で、
胃ろうをしている利用者さんが0人になった、
という特別養護老人ホームも出てきているそうです。
よくまとめずに書いていきますが、
要点は6つ。
1.自分の手で食べる
(介助者のペースで食べると誤嚥しやすい)
2.イスに腰掛ける
3.姿勢を良くする
(足の裏をきちんと床につけたら、
噛む力が強くなる)
4.水分を摂る
(胃ろうの場合、本来、固形物に含まれる
水分がとれないので、2200~2500㎜㍑は
必要だとおっしゃっておられました。)
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体内の水分が少ないと、唾液も少なくなります。
口の中が渇いているときにトーストを
食べてみましょう。食べにくいでしょ^^
5.カミカミ、モグモグの練習をする
6.常食にする
常食では一食につき2500回そしゃくするに対し、
全がゆでは、ほぼ0回だそうです。
これでは、そしゃく機能は衰えます。
嚥下反射のない人に口から、ということは
できません。
嚥下機能が残っているかどうかの評価は
必ず行わなければなりません。
ただ、機能が残っている人にまで
胃ろうをしている場合がないかどうか、
確かめてみる必要はあるでしょうね。
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