先日、胃ろうを造られた方が退院され、
在宅生活が再開しました。
今までも胃ろうの方を担当したことが
あったんですが、改めて担当すると
自分は胃ろうのことを知らないなあ、
と気づくことができました。
介護職の方も、これから法的に
胃ろうの管理が許されることになりますから、
その方法について、少し触れておきましょう。
まず、胃ろうとは、何らかの理由で、
口から食べられなくなった人が、胃から
栄養や水分を補給するためのものです。
お腹から針を刺し、胃に通過させ、
管(カテーテル)を通す手術をします。
手術のことをPEG(ペグ)と呼びます。
胃ガンなど、胃を切り取った人などは
PEGができません。
そういう人は腸に管をつける(腸ろう)ことも
できるそうです。
さて、注意点ですが、
管は体に対しては異物ですから
潰瘍や肉芽が出来たりすることがあります。
そうならないまでも、管が皮膚にすれたり、
胃酸が漏れたりして、発赤・ただれることも
あるので注意が必要です。
そうなると治療が必要になってきますが、
ふだんはお湯やウェットティッシュなどで拭いて
きれいにしておくことが大切です。
また、管は皮膚にくっついてないか
確かめておく必要があるそうです。
管が回転できたり、上下にゆとりがあるか、
ということをみます。
ちょっと違うかもしれませんが、
ピアスみたいなイメージでしょうかね?
管のほうにも注意が必要です。
栄養を流す管ですから、カビたりします。
栄養を入れた後に白湯(さゆ)を流しますが、
水分補給の他に、管の中を洗う効果も
あるのでしょうね。
そういえば、最後に薄めた酢を流して
菌を繁殖させないようにする方法も
あるみたいですね。
間違った理解、補足がありましたら
教えてやって下さい^^
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