この仕事をしていると、(自分はどう過ごせば

豊かな老後を過ごすことができるかな)と

思うことがたびたびあります。


お年寄りやその家族を見ていて、関わりあって、

自分に置き換えたりしています。


昨日の記事 に関連するかもしれないですが、

先日見ていたTVのトーク番組で、

自分自身の歳の重ね方を考える機会があったので

紹介します。


「歳を重ねると、こんな良いことがあるよ」

「こう過ごさないと、ステキな老後は迎えられないよ」

というヒントになりそうなお話でした。


【ケアマネ職人】を自称している私ですが、

(職人とは?)ということも話題の中にあります。

ちょっと長いですが、興味ある方はご覧ください。


(僭越ですが、少しだけ解説も加えています。)



トークされたお二人は、



ケアマネの正しい歩き方  ~ケアマネタマゴに贈るケアマネ道!~

細野晴臣氏と


ケアマネの正しい歩き方  ~ケアマネタマゴに贈るケアマネ道!~
いとうせいこう氏。


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ナレーター「細野さんは日本のミュージシャンの先駆けとして活動してきた人物。1978年には高橋幸宏さん、坂本龍一さんとYMOを結成。当時、最先端のテクノサウンドで世界中を驚かせました。音楽を愛する人にとって、まさに雲の上の存在である細野晴臣さんが現在64歳。


そんな細野さんを尊敬するいとうせいこうさん。さまざまなジャンルでマルチに活躍するクリエーターも今や50歳。ともに時代の先駆者だった二人が熟年といわれる歳に。年齢を重ねた今、どんな生き方をしていけばいいのか、真剣に語り合います。」


いとう「まだ50は悩んでいる歳ですよ、きっと」

細野「まだ、僕も50のときは生生しかった」


ナレーター「誰でも年老いていくもの。それは、この二人も例外ではありません。逃げられない年齢とどう向き合っていくのか。誇らしく、自分らしく歳を重ねていくために語り合います。」


ナレーター「あなたは歳をとっていく自分が怖いですか。」


細野「音楽やってるとね、古い音楽好きなんだよね。で、聞いてると自分の新しい音楽作っても、そっちにつながってるのが分かるわけだよ。で、例えばまた、テクノやってる頃もね、リズムを作るじゃない。リズムをリズムボックスでプログラムして。「こんなリズム、自分しかできないだろう」って思って、そん時は有頂天なんだけど、実は昔からある。誰かがやってんの。みんな、すごいことはみんな昔の人がやってたんだって。それを受け継いでるんだっていうだけ。だから、その考え方でいくと、ちょっと謙虚になってくるよね、うん。もう、自分も少しちょっとだけ参加して、伝統にちょっと参加してお邪魔して。ちょっと新しいことやって、去りますよっていう。それを次の人にまた…っていう。」


歴史を意識することは、自分の立ち位置を知ること。自分の力って、本当は小さいものなんですよね。

いとう「渡すっていうことですよね」

細野「そんな気持ちだね、今は、うん。」

ナレーター「ただし、先輩は後輩に対して責任を果たすべき、といいます。」

細野「その代わり、音楽作る人は音楽を作る人なりに、ちゃんとしないとね。ベストを尽くさないと。ちゃんとしたことをやってほしい。みんなもね、自分も含めて。責任がある。」


今、置かれた場所で、自分には何ができるか。できることを精一杯やることが大切ですよね。


いとう「それはちゃんとしないといい歳、その分とれなくなると。これを重ねてると10年20年やった時の仕上がりが違ってくるんでしょうね、きっと。」

細野「うん、積み重ねで」

いとう「毎日ちょっとずつ拭いていると、いい照りが出たねえ、この柱も、なんて。」


細野「1曲作る時って、すごい磨いているよ、職人だなーと思うんだよね。削りだしたりね。やすりかけたり。「ん~、これまだ違う。もう一回」とかね。ずーっとやってるから。」


出ました、職人のくだりです^^私はひとつひとつの仕事を磨いているだろうか、と考え込んでしまいます…。


ナレーター「そして、細野さんは年齢を重ねてこそ、できることに気付きました。」


ここから、年齢を重ねることの深みの話が出てきます。


細野「なんでポップスって若くなきゃいけないんだ(笑)。なんか、こう、音楽が分離しちゃってるんだよね。若者だけの音楽とか…」

いとう「ある時期のアメリカのロックンロールの思想みたいなところがあって、新しく出てきて若さをやって、みんながキャーっていうことのほうがいいと。でも、ヨーロッパとか、アジアにはやっぱり、「じいさんにはかなわない」っていう考え方ありますよね」


アンチエイジングがアメリカから発祥した話とリンクしていますね。アジア・ヨーロッパとアメリカの歴史認識の違いみたいなのがあるのかもしれませんね。

細野「あるある。だから今は、日本ではそれをちょっとこう、忘れちゃってるんで。でもヨーロッパ行くと、ロックバンドでも非常に伝統的なものをやってるしね。老若男女が来るわけだ。老夫婦が踊るんだよね。これはいいな、と。ロックでもなんでも踊っちゃう。おじいちゃんおばあちゃんが。で、それは日本では考えられないけどでもそういうことはやっぱりやっていかないとね。」


いとう「そうなんでよ。なぜなら、みんな楽しくなくなっちゃうじゃないですか。若くなかったら離脱しちゃうんだったら。それはやっぱり。僕はこのごろ、経年変化って言葉が好きだから。老化とかじゃなくて経年変化が起きてるんだ、と。」


「若くなかったら離脱しちゃうんだったら。」まさにアンチエイジングの問題点です。それにしても「老い」ではなく「経年変化」。面白い表現だと思いました。もっとも、「老い」という言葉にマイナスイメージがなかったら、どっちでも良いんですが。

細野「僕も歳とってもやってる音楽はそんな変わらないわけだよ。それって、今まで未体験の領域でしょ。やっとそこまできたんだなっていう感慨が今はあるわけだ。これからは経年変化の音楽っていうのがやっとこう…できるようになる。今まで聞いたことがなかったんだもの。」


いとう「新しい形式の音楽がそのまんまゾーンで経年変化していって。どういう色ツヤを見せていくかっていう。」


いとう「じゃ、細野さんは経年変化していくことは…」


細野「もう楽しいね」

いとう「そこにいたるまでが何より憧れるっていうか、歳をとるごとに自由になっていくっていうことは、やっぱすごいことだと思うんですよね」


「歳をとるごとに自由になっていく」。歳をとることで、囚われることがなくなっていく、ということと感じました。ガツガツしないってことかな?これぞ、老いの素晴らしさ!

細野「なんかね、なくなるもんも多いんだろうけど、忘れちゃうんだよね(笑)。何なくしたんだか。そこがいいかもしれない」


いとう「それすごいですよね、忘却力。」

細野「これ、大事なんだな。いいことしか覚えてないしね。」


「忘れること」をポジティブに捉えると、こうなるかもしれませんね。今は、「忘れること」があまりにもマイナスイメージで語られていますからね。

いとう「でも、それはいいことやってないといけないってことでしょ。さっきの磨かなきゃいけないっていう意味…」

細野「その場その場で割とちゃんと楽しんでベスト尽くさないと。あとになって返ってくるから。」


TBS系「本音日和(ほんねびより)」より


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私は昔から細野氏のファンなので、ひいき目もあるんですが、

面白い話だなあ、と思って紹介しました。


本当はご本人たちの生の言葉でお伝えする方が

より伝わると思うのですが、

今ひとつ伝わらなかったら、ごめんなさい。




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