山田律子先生の講演、最後は
「嚥下しやすい食べ物の特徴」です。
認知症の方に限らず、嚥下能力というのは
徐々に低下してくるものですが、
先走って食べやすくすると、
返って低下させやすい感じがします。
しかし、たびたびむせる、という方が
いらっしゃったら、
ぜひ試してみてください^^v
はじめに温度。
冷たいものは嚥下反射を起こしやすい、
ということを覚えましょう。
「キンキンに冷えたビール」が
ゴクゴク飲めるのはそういうことです(笑)
体温に近いものは刺激が少ないので
反射しにくいわけですね^^
今日も自分の嚥下状態を確かめてみるかなあ(*^o^*)
次に味。
酸味、辛みのあるものはむせやすいのです。
酢の物や極辛ラーメンはむせやすいわけですね。
最後に形状(先生は物性と表現されました)。
食べやすい形状の代表を書いていきます。
①変形しやすい物。
代表的なものはゼリーですね。
多様な形をした咽頭を食塊が形を変えながら
通過していくのだそうです。
②均一な物。
水分と固形物が混ざっていないものは
食べやすい。実は水と薬は嚥下しにくい
代表みたいなもんです。
③付着しにくい物。
べたつかず、喉ごしがよい物はいいですね。
モチはダメかもしれないですね。
④口の中でバラバラにならない物。
口の中で食塊を作っていくのですが、
ばらつく物は食べにくい。
私だけでしょうか、トーストは
水分をとられて食べにくいと思うんですよね。
水分がパンに染みこんで
ある程度の固まりになってから
食べる、という感じですよね。
その他として、好みの物は嚥下しやすい。
外食に行ったら、全然むせずに食べられたよ~、
みたいなことないですか?
あと一口量が適当な量が嚥下しやすい。
適当な量とは10~15㎜㍑だそうです。
多すぎると誤嚥しやすく、少なすぎると
嚥下反射が起こりにくいんだそうです。
少しから始めて、その人にあった一口量を
探すのが良いんだそうです。
かき込むように食べるのは、
やっぱりダメなんですね(><)
表にしてみましたので、よければ使ってみてください^^v
「記事、よかった!」という方、クリックを。