もう茶碗にご飯は残っていないのに、

まだ箸でつまもうとしている人を見かけませんか?


そんな姿を見て、

(ご飯は無くなっちゃったよ、まだ足りないの?

呆けると満腹感もないんだなあ)なんて、

思ったことがある人はいないでしょうか?



先日紹介した山田律子先生は、
ここで意外な指摘をされました。



どういうことかというと、おばあさんは白内障だった、というのです。白内障は目のレンズが濁って、霞んで見えたり、明るいところでは異常にまぶしく見える状態だそうです。



このおばあさんの場合、霞むことによってご飯と白い茶碗の境界が分からず、したがってご飯がなくなっても、まだあるかのように、つまむ動作を続けていた、というのです。


そこで、茶碗を茶色いものにしたところ、そういう動作が消えたとのことです。



また、白内障の手術をする、という方法もあるでしょうね。





認知症の診断を受けている方が、とんちんかんなことをしてみせると(認知症だから仕方ない)と決めつけることは簡単です。そして、多くの人がそう考えてしまうでしょう。(私もまた例外ではない^^;



この他、よく聞く話では、質問とは違った返答が返ってきたとき。(こっちの話すことを理解できなくなった)と思ったりすることがあります。しかし、実は耳垢がたっぷり詰まっていた、とか。




こう書くと笑い話ですが、無い話ではないんです。



「予断」とか「偏見」は、間違った答えを導くことが多いです。物事を正しく見ることが難しくなっていきます。慣れがあると、さらに加速されます(笑)



子供の話とかでもあるじゃないですか?ガラの悪そうな中学生たちが1人を囲んでいるのを見て、「いじめるんじゃない!」と勇気を出して言ったところ、実は遊んでいただけ、だったとか(笑)



たぶん「利用者と向きあう」というのは、こういうことなのかもしれませんね。





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