さて、先日行われた「第2回グループホーム大会」の報告です^^
今日は「認知症の人の食べること」です。
講師は北海道医療大学、山田律子先生。
山田先生は言います。
「食事は比較的最後まで残る動作」だと。
この言葉にはとても共感するところがあります。
3大介護と言われる、食事・入浴・排泄のなかで、
排泄の失敗が始まっても、入浴に介助が必要になってきても
食事は最後まで自分で食べられるという人は多いと感じています。
食事が自分でできなくなったけれど、排泄は自立している、
という人にあまり出会った記憶がありません。
先生は、食事動作は比較的簡単な動作だから、
とおっしゃいました。なるほど。
また、先生がおっしゃったわけではないのですが、
私は「人間、食べられなくなったら死が近い」という
感じに思っています。
人間が生きていくために必要なのは栄養素と酸素です。
人間、息ができなくなったらたちまち死んでしまいます。
食べなくなっても脂肪という蓄えがありますから、
しばらくは生きていけますが、それが枯渇(こかつ)すると、
ゆくゆくは死んでしまうでしょう。
食事というものは生命に直結しているから
最後まで残る機能といえるのかもしれません。
反対に言うと、食べられなくなったら胃ろうや
鼻腔栄養、というのは、体が欲しないのに…と
いう思いが私には拭い去れません。
さて、それでは「認知症の人の食べること」についてですが、
例によって続く(笑)
前置きが長くてすみません^^;