私の勤めている居宅介護支援事業所、
俗にいうケアマネの事業所は診療所に
併設しています。
自分が担当している利用者さんが
そちらに入院しているときは、
入院病棟が隣にあるので、行く手間が
あまりかかりません。
今日はその病棟へ行ったときに見た
Dr.(医師)とNs(看護師)の話です。
急性期病院から転院してきたAさん。
リハビリをしてもっと元気になってもらって
退院を、という方です。ところが、
リハビリの成果が思わしくありません。
主治医のドクターは言いました。
「いっぺん、家に連れて行ってみようか」。
その場にいた看護師さん達は
(え~)という顔をしていました。
ちょっとだけため息を漏らした
看護師さんもいたような気がします。
「いずれ、退院前には帰ってみないと…。」と、
ドクターは言いました。
(家の雰囲気を察して、少しでも改善が見られないだろうか)
という意図もあるのだろうかと思いました。
意識レベルがもうひとつの、この患者さん。
看護師さんとしては、おそらく
(家なんて分かるわけないじゃん)とか、
(今の状態じゃリスクあるよなあ)みたいな
感じを持たれたのではないか、と察します。
「外に出るときは、(見てくれが悪いから)
鼻腔の管を外して、帰ったら入れたら…。」と、
言いかけて、「僕が入れても良いし。」と
ドクターは言いました。
(あ、ドクター、看護師さん達に遠慮されてるな)と、
ちょっと口角が上がってしまいました^^
看護師さんってドクターの指示で仕事をされますから
「ドクターの指示って絶対」というところがありながら、
(そりゃあり得んわ)という指示に対しては、
「ほんとにその指示でいいの?ほんとに?」みたいな
詰め方をされますね。うちの診療所だけかなあ。
さらに、看護師さん達がへそ曲げちゃったら、
診療所も立ちゆかなくなりますから、ドクターも
看護師さん達に遠慮されているところもあります。
そんなやりとりを見て、私の口角は
また上がってしまうのです(笑)
さて、
「意識レベルのもうひとつのAさんを家に連れていく作戦」
ですが、(それはやってみないと分からないかな?)と、
医療素人の私などは思いました。
(人間って、何が功を奏すか、分からんもん!)と、
いたって、福祉系の考えなものですから(苦笑)
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問題のレポート、
『誰も語らなかったケアマネジメントの”根っこ”補強版』