昨日は、近くにある老人ホームで行われた祭りに
家族揃って行ってきました。
毎年あるこの祭りに欠かさず行っています。
別に、知り合いの誰かが
入居されているわけではないんですが。
私もその昔、特別養護老人ホームに
勤めていましたので、
主催者側のことも少しは理解しているのですが、
夏祭りはどこの施設でも行われている催しで
多くは「地域交流」という名目で行われている
と思います。
では、誰が地域と交流するのかというと、
あいまいだったりするのです。
私が特養に勤めていたときは
「入居している人たちと地域との交流」と
思っていたのですが、しかし、
たこ焼きを焼くのに追われて
それどころじゃなかった記憶があります(苦笑)
やっぱり同じように、同僚の山本くん(仮名)も、
そういう経験をしていました。
曰く、「車イスのお年寄りと広場を移動して
焼きそばの屋台に並ぼうと思っていたけど、
地域の人たちでごったがえしていて、
全然買えなかった…」とのこと。
全然、「入居している人たちと地域との交流」
なんて、できてないわけですよね。
また、多くの施設は無料とか格安で
飲食を提供していませんか?
地域の人たちにとっては、祭りの場所が
「夕ご飯がわり」になっているわけです。
わが一家もそういう狙いが
なきにしもあらずで…(苦笑)
だから、施設が行う祭りの多くは、
「入居している人たちと地域の交流」
になっていないと思いました。
もちろん、すべての施設がそうだ、
ということではないんですよ。
今や介護サービスも競争の時代ですから、祭りが
地域の人たちへの感謝や施設の存在をPRするという
目的だということなら、それもありかな?と思います。
若き日の私は、そういう考えができなくて、
(全然、入居されている人たちと交流ができてない…)
とフラストレーションがたまって辛かったんですが、
もし、同じように感じておられる人たちがいたら、
祭りの目的って何だ…と考えてみられても良いのかな、
と思ったりしたわけです。
あ、そういうことなら、もちろん、
「施設の入居者の地域交流」については、別途、
考えていくべきなのは言うまでもないですよね。
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問題のレポート、
『誰も語らなかったケアマネジメントの”根っこ”補強版』