2日間ほど、サービス事業所の質について
書きましたが、ふたたび家族関係のお話を
したいと思います。
家族関係、実はこれからがその神髄ではなかろうか、
というぐらい、深く、面白い話になるんじゃないかと、
記事を書こうとしている自分自身がワクワクしています^o^
(そんなにハードル上げてどうすんの?)ってことですが(苦笑)
その前に。
今まで書いた「家族関係の悪さ」というのは、
「家族がご本人に対して悪く思っている」というケースです。
それは、家族=強者、本人=弱者という単純なものではなく、
反対の場合もあり得ます。
「家族が弱者」ということにピンと来ない人も
いらっしゃるかもしれませんが、これは、要介護認定を
受けてもなお、若い頃の関係(強い舅・姑=弱い嫁)が続いている
場合があります。
そういう場合の多くは、ご本人と息子(嫁から見たら舅・姑と夫)が
セットになって嫁に介護を強いる、という感じです。
ただし、これは言ってみれば”昭和時代の家の風習”みたいな
ところがあって、今こんなことがあったら、嫁は「離婚よ!」と言って、
出てしまうような光景のほうがイメージされやすいかな、と思います。
ちょっと横道にそれてしまいましたが、
「ご本人VS家族」という図式ではない家族関係の悪さが
介護に影響してしまっている場合は多いです。
「家族VS家族」という図式です。
「家族の中のAさん、Bさんの関係が悪い」ということです。
介護をきっかけに家族間がぎくしゃくすることってありますよね。
例えば「嫁が介護する」例。
特に「長男以外(第2子以降)が利用者と同居する」例。
田舎だけなのかな?長男は家を出てしまって
貧乏くじを引いた二男、三男が後を継ぐ、といったケースです。
嫁の気持ちにすれば、
(長男夫婦が面倒をみればいいのに、何で私が…)的な
ことになるのが容易に想像できます。さらに
後を継いだ二男、三男が介護に参加しない場合は
嫁のストレス、MAXです。
嫁さんはブチブチ、今日の介護の様子を
夫にグチります。
それで夫もストレスが高まります。
自分も介護に参加すれば妻の負担も減るし、
グチを聞くことも少なくなるだろうに、
老いた親を直視できず、「施設に入れようか」。
これは、この記事 の②-①であれば、
介護負担を少なくするためにご本人の
自立支援、介護ストレスを減らすために
引き離し(ショートステイ)と徹底したグチ聞きを
すると好転する場合もあります。
さらに可能であれば、夫に頼んで
「奥様に感謝の言葉を」と勧めてあげると、
「仕方ないわね」と、消極的ではありますが、
介護を続ける気持ちに持ち直せることもあります。
どうしても、言えない場合は、
「ご主人、こんな風に思っておられましたよ」と
妻に代弁することも。
感謝って大切です^^v
もちろん、②-②の場合でも、頑張って
ストレスを少なくする努力はすべきなのは
言うまでもありませんよね^^
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問題のレポート、
『誰も語らなかったケアマネジメントの”根っこ”補強版』