シリーズ、「地域包括ケアシステムを暴く」その2は
『住まい』をされている方へ、『医療』、『介護』、『福祉』、『保健』
をどのように提供するのか、ということをお伝えします。
(”暴く”なんてえらそうに書いたけど、
あんまり俺も理解してないんだよなあ(笑))
教授は、『医療』は中小の病院や診療所を中学校区
(人口1万人程度)に設置し、医療の提供を目指すということ。
急性期やがん専門病院はもっと広い範囲にあれば良し、
としています。
すでに病院はあらゆるところで開業されていますが、
僻地など、医療体制が十分でない地域を想定した
話なのかな、と思います。
『介護』は文字通り介護保険サービスのこと。
『福祉』には、3つあって
1.貧しい方のための社会福祉
2.虐待や悪徳商法から守る権利擁護、
3.生活支援 だそうです。
『保健』が行うものは、主に介護予防。
対象者は介護保険の介護予防に留まらず、
高齢者一般に対する施策だそうです。
さて、『福祉』について、ちょっと引っかかることがあって。
「3.生活支援」というものの例として、
「ゴミ出し」「電球の取り替え」「買い物の手伝い」
を上げられていました。
これは、実は「介護保険」の「生活援助」と
重複する部分もありそうです。
教授は語っています。
「介護保険給付はプロしか提供できないサービスです。
ゴミ出しや電球の取り替えはプロが提供するサービス
ではありません」。
「ただし、家事援助は互助(ボランティア的)と共助(介護保険)
の両者が含まれます。(中略)しかし単に食事を作り、
掃除をするサービスは生活支援に含まれます」。
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推測ですが、介護保険の「生活支援」の範囲が
狭められるのかもしれません。
「ゴミ出し」、「電球の取り替え」など、言ってみれば
誰でもできることを、わざわざ介護保険を使って
提供しなくても良いじゃないか、というお話ですから。
誤解がないようにお断りしておきますが、
私が言っているんじゃないんですよ。
私と同じ名字ですが、私など及びもつかない
田中滋大先生がおっしゃっていることです^^
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問題のレポート、
『誰も語らなかったケアマネジメントの”根っこ”補強版』