「日本ケアマネジメント学会第10回研究大会」から、
今日は、大会長の田中滋慶応大学大学院教授の
お話を。
田中滋教授は、この度の介護保険法改正の論議の
もとになった「地域包括ケア報告書」をまとめられた
委員会の委員長。
同じ名字でありながら、もちろん私など
及びもつかない^^;大先生であります。
この田中教授が今大会の大会長をされ、
大会長講演ということで、お話しされました。
この時のお話と介護系の情報が載っている
新聞の記事を元に、”地域包括ケアシステムとは
いったい何だ?”というお話を書きます。
関係者でない方にはあまり面白くない
話かと存じますm(_ _ )m
教授によると、地域包括ケアシステムとは一口に言うと、
「『住まい』がベースにあり、その上で『医療』、『介護』、
『福祉』、『保健』を継ぎ目なく連続的かつ包括的に、
日常生活圏域内で提供される体制」です。
…ほら、全然面白くないでしょ(笑)
興味深くしていくには、相当かみ砕いて
いかなければなりません(汗)
教授によると、「『住まい』は基本的に自分の力で
確保すべきもの」。特養のようにケアと一緒に『住まい』
があることはおかしいと言っています。
━─━─━─━─━─
つまり、今後特養などで行われるケアサービスは
”外付け”にしたい、ということです。
ヘルパーさんや訪問看護さんが特養の利用者へ
サービスを行うことになるかもしれません。
デイサービスだって、特養へ迎えにいくことも
あるかもしれません。
この話を発展させると、在宅サービスに定められている
支給限度額が特養利用者などにも適用され、
住まいや食事に対する費用は施設で自由に決められる、
という可能性があります。実質値上げになるかもしれません。
━─━─━─━─━─線以下は、
私の想像ですので、実際はどうなるか分かりません。
これだけでは全体は分かりませんが、
長くなるので、続きは次回にします。
続く。
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