今日、久しぶりの新しい利用者さんと
初回面接をしました。
同じ法人内の診療所に入院中の
おばあさん、M生まれ。
M生まれ?
生まれつきM?
違いますね、M(明治)生まれです^o^
明治生まれの新規利用者さん、
最近はめったにおられませんね。
「面白いおばあさんだよお~~」と、
看護師さんは教えてくれました。
「かりんとう命でね、腹ばいになって
一生懸命、本読みながら、かりんとう、
ぱくついとる。」
「この間、夜勤しとるとき、
”かりんとう、くれ”って言われて、
”夜ですから、明日にしましょう”って
言ったら、ワンワン泣かれて。
”この歳まで、好きなだけかりんとう
食っとったにぃ~”だって。」
…だって^^
病室へ行き、顔を見ると、
(失礼だけど)なんとも愛らしい
笑顔で迎えてくれました。
「わしは声が聞こえんでなあ」と
言いながら、一生懸命、自分のことを
話すおばあさん。
でも、やがて。
「できるだけ長いこと、病院に
置いてもらいたいだが。」と
ひと言言って、目尻が赤くなりました。
「なんで?」と聞く私に、
「家のもんに迷惑かけるが。」
(100歳も近いんだから、
迷惑かけてもええが)と
言おうと思ったが、止めました。
100歳に近くなっても、
最期まで世話になりたくないのは
当然かもしれない。
「もう、いつ迎えにきてもらっても、
ええだけどな。」と、おばあさんは
笑いました。