昨日は交感神経の記事 でしたが、
そうなると、副交感神経をやらなくては
いけませんね^^
副交感神経は、交感神経の
逆の作用を示します。
副交感神経は、脳から伸びるものと
脊髄の一番下の仙随(せんずい)から
伸びるものとがあります。
脳から伸びる副交感神経は、
迷走神経(めいそうしんけい)とも呼ばれ、
内臓全体に広く分布します。
仙随から伸びる副交感神経は、
大腸、直腸、膀胱など、腹部の下の
臓器を担当しています。
交感神経のノルアドレナリンに相当するものは
副交感神経ではアセチルコリンです。
各細胞のアセチルコリンの受け皿(受容体)が
アセチルコリンを受け取ることによって、
副交感神経が優位に働きます。
副交感神経は「リラックスする働き」です。
活発に動くために、力を蓄えるのです。
具体的には、消化管活動を活発化させて、
消化吸収を促し、肝臓や脂肪組織に
エネルギーを貯め込みます。
また、排便、排尿を促し、体調を整えます。
それらの活動に傾けるように、
心臓の活動は弱まります。
心拍数を下げ、血圧を下げます。
副交感神経は、夜から明け方にかけて
優位に働くので「夜間の神経」と呼ばれています。
朝食後に排便が出やすいのは、
胃-大腸反射 と併せて、
副交感神経が活発な時間帯で、
腸の運動も盛んだから、なんでしょうね。
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