前回は「自律神経系」 についてお話ししました。
自律神経には2つの種類があります。
「交感神経」と「副交感神経」の2つです。
お互いの神経が交互に働いて、
バランスを保っています。
交感神経は、中枢神経である脊髄から
伸びて、体内の臓器に分布しています。
その先から神経伝達物質である
ノルアドレナリンを放出します。
交感神経から放出されたノルアドレナリンは、
臓器の細胞膜にある受け皿(ノルアドレナリン受容体)
で受け取ることで働き始めます。
ノルアドレナリンは副腎髄質から放出される
アドレナリン と似た作用を持つそうです。
どんな作用か、というと、ひとくちに言えば、
「活動的にする作用」です。
心拍数を上げ、動脈を収縮させ、血圧を上げます。
血液は大量に流れ、酸素や栄養を筋肉に
行き届かせます。
また、気管支を拡張させて呼吸を促し、
エネルギーの供給を行います。
反対に、腸や膀胱などの運動は抑制され、
その分の血流を活動へ振り向けます。
このように筋肉が多くの力を発揮できるように
するために、力を出して持ち上げたり、
全力で走ったり出来るわけですね。
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