社会保障制度改革は、
「持続可能な社会保障体制」を目指した
改革です。
平成16年(2004) 年金制度改正
平成17年(2005) 介護保険制度改正
平成18年(2006) 医療制度改革
医療、介護、年金と、どの制度も
見直されました。
平成17年(2005)の介護保険制度改正の要点は、
「介護予防の推進」です。その目的は、
「要介護状態になる人を増やさない」
ということです。
重度化すればお金がかかる、ということでしょうか。
それまで「要支援」とひとくくりだっただった
要介護度は、「要支援1」「要支援2」に分けられ、
要支援の人のために「介護予防サービス」が
始まりました。
「介護予防通所介護」、「介護予防訪問介護」
などのことです。
その他、地域ケアの推進のために
地域包括支援センターの設置、
在宅と施設の負担の公平を図る目的で
施設の食費、居住費を自己負担することに
なりました。
この改正が行われる前は、施設入所している人は、
施設介護サービスの中に、食費や居住費の費用も
含まれていたのですが、本来は年金でやりくりするもの。
つまり、在宅で暮らす要介護者は年金で
食費や居住費をまかなっているのに、
施設入所者は、年金ももらい、さらに
施設介護サービスで食費なども
負担してもらっている、という不公平さがある
として、今回の改正で自己負担することになったのです。
うん、ちょっと分かりにくい理屈ですかね?
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