(前回はこちら。>>>諦められない男 1/2)



あれから10年は経ったでしょうか。


まだ日差しの照りつける残暑の厳しい頃、

私の転職先に柏原さん(仮名)がやって来ました。

柏原さんもあれから転々として、

また一緒の職場になりました。


朝礼で顔を合わせて、驚き。

でも、表情はあの時のままでした。


(まだ、納得いかないのかなあ)と

思いました。


10年経っても、柏原さんは

変わっていませんでした。


休憩時間に言っていた話も、

「僕は英語とか数学みたいな勉強は

好きだけど、介護の勉強は身に入らない」

とか、

「田中くんはケアマネだから、給料が良いでしょ。

僕らなんか馬車馬みたいに働かされるだけだよ。」

みたいな話ばかりでした。


正月が明けたある日、柏原さんは辞めていきました。



柏原さんは、今どうしているか分かりませんが、

でも、介護じゃない仕事に就いているとは

思えませんし。どこかで、

まだあんなことを言っているのでしょうか。


゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚


自分で「これが私にとって天職だ」と

言える仕事に就いている人を

うらやましいと思います。

人生の多くは仕事をしなければなりませんから。


私も毎日のように仕事の話を中心に

ブログを書いていますが、時々、

「本当はあんな仕事やこんな仕事を…」って、

思ったりすることもあります。

仕事を”食べるため”とか、”生活のため”と

思っている人も多いのではないでしょうか。

大半がそうかな?


だから、柏原さんには嫌な気持ちも持ったけれど、

共感、同情してしまうところもあるんです。


でも、だからといって、柏原さんの

考え方や行動を肯定はしません。


ただ、「かわいそう」と思うのです。


それは「自分のしたい仕事ができない」

ことに対しての同情ではなく、

「いつまでも諦められない」「開き直れない」

ことに対しての哀れみ、です。


どこかで諦める、開き直る、つまり

自分の気持ちを切り替えることで、

今置かれている状況を変えられる、

そう思うんです。


それからがスタートですよ、きっと。






「記事、よかった!」という方、クリックを。

   ↓↓↓
正しいケアマネの歩き方  ~ケアマネタマゴが贈るケアマネ道!~-ブログランキング