今日は新規の方の訪問。一人娘と暮らすご夫婦でした。
介護サービスを受けるのは、お父さんのほう。パーキンソン病で閉じこもるようになり、要介護2の判定がおりました。
一方のお母さんも脳梗塞の既往があり、判断力みたいなところが少しだけ衰えているように見受けられます。
2人の両親を支える娘さんは、私と同じ年齢でした。
私がお父さんに向かって質問すると、始めは的を射た答えをされますが、次第に横道にそれて…。「この子にすまんでな…」となると。
娘さん、「そんなことは聞いてないでしょ」と突っ込みます。
「正月は大雪でなあ、神さんのお参りもできずに…」とお母さんが言うと、「それは今、関係ないことだけ。」と遮ります。
「2人とも、いっつも話がおかしな方にいってしまうから。ごめんなさい。」
私と同年齢ですから、お父さんもお母さんもまだ70歳そこそこ。まだまだお元気な方も多い年代。しかし、衰えていく2人に対して、娘さんは少しだけ、両親を見られる恥ずかしさがあるんでしょうか。
私は母親が歳をとってからの子供なので、参観日の時、他の子の若い母親と比べて、ほんの少しだけ恥ずかしかった記憶があります。
そのときの気持ちに似ているのかな?
仕事がら、本当にいろんな方を見てきましたから、こっちは全然構わないんですけどね。
外からの風を少しずつ入れて、衰えていかれるご両親をしっかり受け止められるようになっていただくと、心も少し軽くなるのでは、と…。