今朝は朝一番で病院から連絡がありました。
今日の予定は訪問リハビリでしたが、急遽訪問看護に変更する、と。
94歳、娘夫婦と3人暮らしのおじいさんです。
週末に食事が食べられなくなり、家族が“点滴”を希望されたわけです。
正確に言うと、希望されたのは“入院”でしたが。
でも、おじいさんが「入院はしたくない」と。
それで、訪問看護、ということになったのです。
訪問看護の時間に合わせて、私も訪問しました。
頬が紅色で、涙目になっています。
「ちょっと熱があるみたいです」と、看護師さん。
目も窪んでいました。
10日前に退院したばかりでしたが、「どうも食べれん。むかつきがする。」と言っていました。
「もうワシも1ヶ月ほどだ」と言って頬を緩ませます。
「何、言っとる。自分史書く、って言っとったが。」と、看護師さんが言います。
おじいさんは、さっきよりも、もっとニコリとされました。
私も中国へ出征されたときのことを何度も聞いていました。
背も高く、頑強だったと思われるその体は、今は骨と皮だけ、みたいになっていました。
「来たで。どう、調子は。悪いわな。」と言って手を握ります。
「ぬくいなあ…。%&$#“!‘&…。」。痰を出そうとするところでした。
慌ててティッシュを用意して、口元に当てます。
「ごめん、なかなか入らん。」と看護師さん。
点滴の針が入っても、液を入れると脆い血管が崩れて、液が流れていかないそうです。
腕、手の甲、左足、右足。
何カ所も挿されて、ようやく入れることができました。
「ゴメンな、痛かったでしょう。」
おじいさんは、その言葉に答える元気もありませんでした。