突然ですが、皆さんのご両親はご健在でしょうか?

いろんな世代の方が読んでくださっていると思うので、お亡くなりになっている方もいらっしゃるでしょうね。



私も父親を亡くしています。

かなり厳しい父親でした。でも、私は父にとって歳をとってからの子供なので、高校生ぐらいになるとすっかり丸くなっていましたね。腕力は私のほうが上回っていましたしね。でも、試したわけではありませんよ。決して父親と殴り合いのケンカはしたわけではないです。だから、実際に“どっちが強かったか”は分かりません。







今日は訪問調査に行ってきました。訪問調査とはその方の要介護度を決める資料になるもので、役場から調査依頼があります。ですから、自分の担当でない人の調査、ということも当然あります。



今日調査する人は男性。

生年月日を見て、ふと思いました。

「父親と同級生だな」。

住所を見ると、ごく近所。



“もしかして、父親のことを知っているかもしれない…”。



そう思って、その方に「私、実は○○の子供なんです。ご存じですか?」と聞いてみました。



すると、その男性は「おう、知っているぞ。あんたは○○の子供かあ。」と驚いておられました。



「○○はなあ、俺なんかより体が小せえだろ。いっつも“体の大きいやつには負けたくない”って言ってたなあ。」と話してくださいました。



すこ~しだけ呆けておられるので、それ以上は聞けなかったんですが、なんとなく嬉しくなりました。



無口な父親でしたから。自分の話をしない父親でしたから。小学校の頃、どんな子供だったか、少しだけ分かったような気がして嬉しかったですね。



父親が亡くなった数日後、「新聞のお悔やみ欄を見てびっくりした」と、お線香を上げにやってきた高校の同級生だった人からもお話を聞いたことがあります。

その人によると、授業中にみんなが騒いでいるときも「静かにしようや」と諭すような、そんな人間だったようです。



「…らしいよなあ」って思ったことを覚えています。



生前は、そんな話もちろん聞きませんし、向こうも話しません。



でも、今になると“いろいろ聞いておきたかったなあ”と思うこともあります。

…でも、やっぱり聞かないよな(笑)



そんなことを思った今日でした。



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