ノーマライゼーションの考え方は
現在の福祉政策に大きな影響をもたらしました。
平成2年(1990)、福祉八法が改正されました。
福祉行政の窓口は市町村に、老人保健福祉計画の
策定を義務づけ、などが行われます。
今は窓口は市町村、というのは当然ですが、
その昔は県の出先機関、福祉事務所が管轄していました。
たしか、高齢者→身障者→知的障害者の順に
市町村に下ろされたんじゃなかったですかね?
しかし、精神障害者の窓口はまだ県でしたかな?
老人保健福祉計画というのは、
おらが町にどんな福祉サービスが必要か、
その計画のことです。
その計画に基づいて、介護保険のサービスの
量なんかも決めているんですね。
ノーマライゼーションは、「地域に、地域に」
という考えです。その考えに基づいて
福祉法も改正されたって訳です。
政治の”中央から地方へ”という
流れに似ていますね。
ちなみに福祉八法は、
①生活保護法、
②身体障害者福祉法、
③児童福祉法、
④老人福祉法、
⑤知的障害者福祉法、
⑥母子及び寡婦福祉法、
⑦高齢者の医療の確保に関する法律(老人保健法)、
⑧社会福祉法
です。
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