経済優先で戦後の復興を目指した日本ですが、その思惑通り、国民の生活水準はみるみる高くなっていきます。


それに伴い、社会保障の充実させる政策がどんどん採られていきます。


そのうち、社会福祉分野では、「精神薄弱者福祉法(現在、知的障害者福祉法)(昭和35(1960))」、「老人福祉法(昭和38(1963))」、「母子福祉法(現在、母子および寡婦福祉法)(昭和39(1964))」など、立て続けに施行されました。


前にお伝えした福祉三法 と、これらを合わせて「福祉六法」といいます。


この頃には、児童手当法による児童手当の支給や、老人医療費支給制度(昭和48年(1973))が始まっています。


老人医療費支給制度とは、70歳以上の高齢者の医療費の自己負担が無料、なななんと、0円で医療が受けられるという、どこかの社会主義国のような(^^)政策だったわけです。


この頃は、私は小学生でした。

近所に診療所があるのですが、毎朝、お年寄りたちがゾロゾロと診療所へ向かっていたのを覚えています。病院にかかっても無料ですから、無料。

病院の待合室で、「今日は、ウメさん来ないねえ。病気でもしたのかねえ。」なんて、悪い冗談が流行ったのも、この頃でした。


ちなみに、昭和48年(1973)は、年金の給付水準も大幅に引き上げられるなど、これからも社会保障を充実させていこう、ということで、「福祉元年」と呼ばれました。


やっぱり景気が良かったんですね。今じゃ考えられないですね。


でも、これも長く続きませんでした。その訳は…。

やっぱり経済の影響なんですね。


続く(*^ー^)ノ



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