さあ、今度は社会保障の歴史を学びましょう^^
社会保障はだいたい、いつ頃から始まったものでしょうか?
現在の社会保障制度が始まったのは、ほとんどが第二次世界大戦後です。大戦の前にあった制度は、そのほとんどが無くなっています。戦前と戦後というのは、社会保障制度においても大きく違うわけですね。
だから、戦前の社会保障は覚えなくてもいいんです^^
ただ、社会福祉士を目指している皆さんは覚えなくてはいけませんよ。
さて、社会保障は「その国の状況によって変化していく」ということを以前に書きました。
それは、時代によって生活に困っている人たちの様子が違うからです。
「社会保障はセーフティーネット」でしたね。困っている人に、国が手を差し伸べるのが社会保障ですから。
では、その時代背景を、順を追ってみていきましょう。
まずは、昭和20年(1945)頃。
皆さんご存じの通り、戦後の大混乱の時代ですね。食べ物を始め、いろいろは物資が大変少ない時代でした。衣食住さえもままならない頃ですね。
生活に困っている人たちがたくさんいました。もちろん衛生面も非常に悪かったでしょう。
戦地から引き揚げてくる人たちの対策も必要でしたし、戦災孤児や浮浪児たちもたくさんいました。
ところで、日本が戦争に敗れて、すぐに自分たちの力で国を動かしていったわけではありません。
昭和20年から昭和26(1951)年までは、アメリカを始めとする連合国軍の支配下に置かれていました。
昭和26年というのは、サンフランシスコ平和条約を結んだ年です。
その条約によって、日本はようやく占領から解放されたんですね。ただし、沖縄は昭和47年(1972)まで占領されたままでした。
さて、日本を統治していたのは連合国最高司令官総司令部、いわゆるGHQというところです。
現在の日本国憲法もGHQが草案を作ったというのは、よく知られた話ですね。
その日本国憲法に沿って、いろいろな政策を作っていくんですが、それはまた次回^^
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