スーパービジョンっていう言葉を知ってますか?
介護支援専門員の資格を持っている方は聞いたことがあるかもしれませんね。特に主任介護支援専門員の研修を受けたことのある方は。
私、社会福祉士の資格を持っている福祉系のくせに、こういうものの存在をあまりよく知りません。
この間、研修を受けてきたので、スーパービジョンとはどんなものなのか、少しだけお伝えします。
少しだけ、というのは、少ししか知らないからです(苦笑)
さて、スーパービジョンとは何か、ということですが、講師の先生はひとことで言うと「人材育成の方法」のひとつ、と話されました。
具体的に言うと、スーパービジョンとは、スーパーバイザー(以下、バイザー)という指導する側の人間が、スーパーバイジー(以下、バイジー)の悩みやつまづきを解決するための関わり方のこと、ということです。
そして、関わり方の方法として、
①管理的機能
②教育的機能
③支持的機能
の3つがあるそうです。今流行りのコーチングというものは、この中では③にあたるんでしょうか?
さて、このスーパービジョン。一番大事なことが「契約」だそうです。「契約」とは、「バイジーがバイザーに○○円支払う」というものではなく、「バイザーの働きかけをバイジーが受け止める用意があるか、ないか」ということ、バイザーのことを受け入れないと、スーパービジョンが成立しないということです。
当たり前だけど、そうですよね。人材を育てようと思ったら、一方的にあれやこれや言ってもダメだ、ということです。相手が聞く耳を持たないと。
コミュニケーションも同じです。伝える側だけいても、受け止める側がいなければコミュニケーションは成立しないんです。
人材育成もコミュニケーションが必要なものだと考えると、合点がいきますよね。
ここから、いつものように横道にそれるんですけど(笑)、「契約」という言葉に引っかかってしまいました。
ハッとしたんです。
介護保険って、「事業者と利用者の契約」によりサービスが開始される、ということになっています。
これは、医療保険でも一緒だと聞いたことがあります。でも、別に病院に通うときにいちいち契約書を交わすわけではありませんよね。患者さんが病院に行って保険証を提示した時点で契約は成立している、という判断らしいですね。
「患者さんは診察してもらいたい」「医者は、原則、診察を拒否することが出来ない」ということですから。
これを介護保険に当てはめてみると、実に介護保険は大変なことから始めているということが分かりました。
例えば、初めての人がデイサービスを嫌がるとき。
これは「契約関係が結べていない」という状態です。サービス事業者は契約を嫌がる初めての人にデイサービスに出てきてもらおう、というところから始めているんですね。これはすごく大変なことです。契約を結ぶ努力から始めているわけですから。
これが医療だったらどうでしょう?どっからか、熱を出して苦しんでいる人がいる。でも病院には行かない。病院の人がその患者さんを迎えに行って「治療を受けて下さい」なんて言いますか?
「いやじゃ、わしは昔から病院にかかりたくないんじゃ!」と言えば、契約は成立しません。でも、「患者さんに選ばれる病院作り」みたいな努力はされていると思うんですがね。
でも、嫌がる(契約したがらない)人の面倒をみようというのがケアマネであり、サービス事業者なんですよね。
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