皆さんいかがお過ごしでしょうか。
今日は幾分涼しい朝です。
台風の影響でしょうか。
私は今日からお盆の休みをいただいています。
さて、今日の夕方の記事で「日本ホスピス・在宅ケア研究会 」を
締めくくりたいと思います。
最後は、詩人の谷川俊太郎さん。
「死を包む言葉」のシンポジストの一人でした。
今朝は谷川さんが詠まれた詩で、
印象に残ったものを書き留めましたので紹介します。
帰郷
私が生れた時
私の重さだけ地が鳴いた
私は少量の天と地でつくられた
別に息をふきかけないでもよかった
天も地も生きていたから
私が生れた時
庭の栗の木が一寸ふり向いた
私は一瞬泣き止んだ
別に天使が木をゆすぶった訳でもない
私と木とは兄弟だったのだから
私が生れた時
世界(コスモス)は忙しい中を微笑んだ
私は直ちに幸せを知った
別に人に愛されたからでもない
私は只世界(コスモス)の中に生きるすばらしさに気づいたのだ
やがて死が私を古い秩序にくり入れる
それが帰ることなのだ……