「福祉系の医学」、
ずいぶん間が空いてしまいましたが、
心臓の話をしていました。
(以前の記事はこちら 。)
また頑張って書いていきますね^^
心臓の「ドキッ、ドキッ、…」のリズムは、
どこが、どうなっているかというと、
心臓自身がそのリズムを打っているそうです。
だから、体の中から心臓を取り出しても
「ドキッ、ドキッ、…」と動いているらしいです。
あの、切ってもしばらく動いている
トカゲのしっぽ…みたいなのと、
これとは同じなんでしょうか?
…わからん…。
ちなみに、このこと(心臓が自分で動くこと)を
「自動能」というそうです。
この自動能、心臓全てがそうなっているわけではなくて、
左右心室と左右心房の4つのうち、
右心房が「ドキッ、ドキッ、…」となっています。
さらに右心房のどこかというと、
右心房と大静脈がつながっている
静脈洞(じょうみゃくどう)というところの
洞房結節(どうぼうけっせつ)というところに
自動で動くところがあるそうです。
ここの細胞を一つ一つ見ると、
それぞれのリズムで収縮=弛緩を
繰り返しているそうですよ、面白いですね。
洞房結節で発生した電気、
「ドキッ」は、やがて心臓全体に広がります。
どうして広がるか、というと、
細胞には水分が蓄えられて(細胞内液)いますから、
「水は電気を通す」という理屈で
電気が流れていくわけです。
細胞は細胞膜に包まれていますが、
心臓の細胞(心筋細胞)は細胞内液どおしが
つながっているそうです。
だから、他の臓器には電気が伝わらず、
心臓だけに電気を通すんですね。
電気が通る順番で、心臓の収縮の順番が決まります。
洞房結節から発生した電気は、まず心房全体に伝わります。
そうなることで心房全体が縮みます。
すると、心房に溜まっていた血液は心室へ流れます。
次に電気は心室へ伝わって心室が縮みます。
すると心室に溜まっていた血液が血管のほうへ
押し出されるわけです。
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