「え!?介護保険の財源って、保険料だけじゃないの?」って、思っているあなた、この記事を読みましょう。



今回は介護保険の財源の中身です。


1号、2号の被保険者から集める保険料は介護保険全体の50%です。日頃、何かと支払っている税金も介護保険の財源の一部になります。一部というか、50%は税金です。


保険料50%のうち、1号の保険料が20%、2号の保険料は30%。

介護保険が始まった当時は1号被保険者の割合が少なかった(17%)のですが、65歳以上の人口が増えたという理由で1号被保険者の割合が20%に増えました。


いっぽう、税金のほうの内訳は国が25%、県と市町村がそれぞれ12.5%です。(施設給付(施設に払うお金)、地域支援事業の割合は少し違います)


ぜ~んぶ合わせて100%になりましたか?計算してみましょう^^



この間の参議院の選挙で「消費税10%にする」というマニュフェストがありましたが、税金の増えた分は社会保障費に充てる、と言っていましたね。もちろん介護保険の財源にもしたい、という思惑なのでしょう。


というのも、現在50%になっている税金の割合を60%にしよう、という意見があるからです。それは保険料がどんどん上がってしまうから。特に1号被保険者の保険料はうなぎ登りに上がっています。2000年当初は平均2911円だったのが、現在は平均4160円らしいですね。


介護サービスが充実すればするほど支払うお金も増え、いずれ破綻するのではないか、とも言われています。どこからお金を集めるか。それが大きな問題なんですね。



(「財政安定化基金」につづく。)

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