前回は、「日本は高齢化している」ということを書きましたが、
今回は、「なぜ、高齢化したのか?」ということを書きます。
どうして、こんなに速く高齢化が進行したのか、というと、
ざっくり分けると、①平均余命が伸びた、②出生率の下がった、
と2つの理由が挙げられます。これも当たり前ですね。
お年寄りが死ななくなった、
子供が生まれなくなった、
ということは自然とお年寄りの割合は増えますよね、ね。
平均寿命が延びた原因は、
①医療が進歩した(亡くなってしまう病気が治るようになった)
②公衆衛生が良くなった(衛生的になった=感染症が無くなった)
③生活水準が上がった(食いもんが良くなった)等が考えられます。
出生率の減少については、女性の社会参加が影響しているかもしれません。
あとは価値観の変化とか。
晩婚化、非婚化、という理由も聞いたことがありますね。
昭和22年(1947)~昭和24年(1949)の3年間は
第一次ベビーブームといわれ、
合計特殊出生率(1人の女性が生涯に出産する人数)は
4.5人~4.3人という今ではとてつもない数字ですが、
平成18年(2006)が1.32人という状況です。
そして、右肩上がりだった日本の人口は平成17年(2005)に
初めて減少に転じました。「人口減少社会」と言うそうです。
その後、人口増加する見込みはありません。
支え手が少なくなり、支えられる側が増える、ということです。
高齢者になっても、いつまでもお元気でいてくださったら良いのですが、
残念ながら、そうはいきません。
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