制度の理解、といっても、範囲は非常に広いので、
どこから手をつけたらよいか、悩むところなんですが。
でも、今一番注目を浴びているのは高齢者問題、
なかでも介護保険ですよね。
ということで、介護保険制度について書き進めていきます。
これ、絶対大切なことなんですが、制度というのは、
その時代で困っている課題を解決するために作られていく、
と理解してください。
「今の日本はこうだから、こんな制度が必要」
ということです。全ての制度がその時代の状況を見て作られていきます。
必要もないのに制度だけが作られるわけがない、ということですね。
では、なぜ介護保険制度が作られたのか、というと、
ひとことで言うと、「日本は高齢化が進んだ。そして、
これからも続く可能性が高い。」という理由です。簡単ですね。
これを「高齢化」といいます。
よく「高齢化社会」といいますが、
それは国の高齢者人口が7%になったとき、
「高齢化社会になった」といいます。
ちなみに高齢者と呼ばれるのは、65歳以上をいいます。
日本では昭和45年(1970)に7%を超え、
「高齢化社会」になりました。
この年は大阪万博が開催された年ですね。
ずいぶん昔から高齢化社会になっていたんですね。
40年も前に、ですよ。
さて、その後も高齢化率はどんどん上がって、
14%を超えると「高齢化社会」の「化」が取れて、
「高齢社会」と呼ばれるようになります。
日本では、平成6年(1994)に14%を超えました。
オウム真理教の松本サリン事件がこの年にあったそうです。
ちなみにこの「高齢化社会(7%)」から
「高齢社会(14%)」に到達したのに24年かかったんですが、
このスピードが他の欧米諸国に比べて非常に速いのが日本の特長です。
「急激に高齢化した国」、それが日本なのです。
さらに平成21年(2009)の高齢化率は22%。
よく考えてみてください。
平成6年のときは65歳以上の高齢者が10人のうちに1.5人だったのに、
今では5人に1人以上が高齢者の仲間入りしたんですよ、たった15年の間に。
そして、このスピードはますます加速していくことが予想されています。
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