年明けからデイサービスを利用していた杉内さん(仮名83歳;男性)の
ケア会議をしました。
閉じこもりで足が弱っておられましたが、休むことなく、
週3回のデイサービスに出かけられ、要介護2から要介護1になりました。
デイサービスの回数を減らすかどうか、ということを話し合いましたが、
デイサービスを楽しみにしておられるので、
もう半年間はこのままデイサービスを計画することになりました。
杉内さんは利用を始めた頃とは、声のハリも違ってきました。
会議の時にもこんなことを言いました。
「ワシは、(妻を指さして)これに世話になっとるけ、ええけどなあ。
デイサービスで風呂に入るようになったらいけんな、と思っとる。」と。
杉内さんは、デイサービスでお風呂に入る人たちを見て、
“あんな風になりたくない”と思っているようです。
それが、自分の頑張りの源なのかもしれません。
「そうですね、奥さんに感謝しないといけませんね。感謝してますか?」
と聞くと、“へへへへ”、と笑って、
「そらあ、感謝しとるわいな。」とおどけていました。
おもしろくなって、「でもねえ、思っているだけじゃあ、ダメなんですよ。
感謝の気持ちは伝えないと^^」となおも突っ込むと、また、“へへへへ”。
やはり、ご年配はお気持ちをおもてに表すことが苦手なんでしょうか?
いや、世代は関係ないかも知れませんね。
「俺は昔、○○から嫁をもらっとっただけど、百姓が合わんで帰ってしまっただ。
それに比べて、こいつは残ってしまって。」と言って、また、“へへへへ”。
「まだ、分からんでえ、杉内さん。
しっかり感謝せんと出ていってしまうかもしれんよ^^」
“へへへへ”
しっかり者の奥さんはそのやりとりを見て、ニコニコされていました。
感謝は伝えた方が
なにかと…^^