(前回はこちら 。)
ウソだ!
あれだけ「大事にいけよ!」と言っていたのに、
3点差もあるのに、おまえがホームに入ったところで
どうするんだ、ダイゴ(仮名)。おまえがホームに帰っても
まだ2点差もあるんだぞ~~~~~~~!
ところが!
ボールはキャッチャーミットに収まらず、
寝そべっているダイゴの横に転がっていました。
ダイゴはすぐに起き上がって、くしゃくしゃの笑顔で
次のバッターとハイタッチを交わしてベンチに戻りました。
それを見た瞬間、私の体中の毛という毛が
総立ちになったのでした。
「ウワ~ッ、流れが来たぞ~~!!!」。
これで1-3。2アウトですが、なおもランナー1、3塁。
同点のチャンスがまだ続きます。
次のバッターは、この試合でヒットを打っている2番バッター。
初球、見逃し、ストライク。
その間に1塁ランナーは盗塁を決めて2、3塁になりました。
ヒットが出れば同点。
応援席はさっき以上の「押せ押せコール」。
負けてはいますが、
完全にこっちのペースです。
2球目、後ろにファール。
そしてカウント2―0からの3球目…。
「カーンッ!」鋭いスイングから放たれた打球は
サードとショートの間へ。
「抜けたっ!」
そう思った瞬間、ショートが目いっぱい手を伸ばして、
逆シングルでグローブの先に打球を収めました。
「万事休す」。彼らの決勝戦は1―3。
敗退という結果でした。
非常に興奮するゲームを見させてもらいました。
彼らは以前に0―5で最終回を迎えたのを
6―5にひっくり返したゲームをしていたので、
このときも期待が高まりました。
そして、学ばせてもらいました、
「諦めない」ことを。
「諦めない」姿を見たことが
感動を生んだのだと思います。
「野球は2アウトから」という使い古された格言がありますが、
制限時間がない野球というゲームは、
最終回の3アウト捕るまで、どちらが勝つのか分かりません。
だから諦めてはいけないのです。
もし、その試合で負けたとしても、
良い形で最終回を闘えば次の試合につながります。
1試合、1試合がそれで終わりだと
考えるから諦めてしまうのだ、と思ったのです。
先輩たちの粘り強さを後輩が目のあたりにして
「自分たちも頑張るぞ」と思えば、
それは先輩から後輩へとつながることになります。
目先のことで一喜一憂せず、
その先を見通して、今できることを
一生懸命することの尊さを
学ばせてもらいました。
「諦めない」ことは、とても大切なこと。
その試合はゲームセットになって終わってしまうけど、
「諦めない」ことで間違いなく、
その後につながるものがあるはずですから。
以上が、カラオケ以上に