前回 は酸素を運ぶ赤血球の働きについて書きました。
そこで、今回は血液が行う仕事をまとめてみます。
血液はいろいろなものの運び屋です。
呼吸によって肺に取り入れた酸素を運ぶのは
赤血球のヘモグロビンです。
帰りは二酸化炭素を運びますが、その仕組みはちょっと省略。
ややこしくて、ちと分からん(・・;)
消化管で吸収された栄養素は肝臓 に運ばれ、
血液によって腎臓
に運ばれ処理されます。
栄養や老廃物は血液の液体成分である
血漿に溶けて運ばれるそうです。
血液の中には他にも成分があります。
白血球は血液に侵入してきた細菌やウイルスなど
をやっつける働きをしています。
細菌やウイルスに感染すると、
白血球の数が増加します。
ですから、血液検査で白血球の数を調べたり、
これらの値が高いときは、体のどこかで
病気と闘っている、ということだそうです。
これを炎症反応と言います。
また、血小板は血管が破れて出血するのを
止める役割をしています。
このように血液はいろいろな働きをしているんですね。
血液が循環しないと酸素や栄養素が行き届かず、
老廃物も捨てることができず、体には不具合が生じて、
終いには死を迎えることになります。
このように
血液が体を循環する仕組みを循環系と呼ぶそうです。
診療科で「循環器(内科・外科)」とは、
この仕組みを診る科なのですね。
「記事、よかった!」という方、クリックを。