10日前からさかのぼって今日まで、
つまりこの10日間のあいだに
自分の担当している利用者さん3名が
続けてお亡くなりになりました。
8年間ケアマネジャーをやっていて、
こんなことは今までありませんでした。
通常は重度化されると施設入所や長期病院となるんですが、
この3名のうち2名は入院1ヶ月以内、
1名は在宅で看取られました。
ほぼ在宅介護を全うされた家族といえそうです。
この3名の家族はいずれも介護をやり切った
充実感のようなものが感じられました。
「やれやれ、やっと介護から解放されたよ」という
マイナスの感情も聞かれず、話していて、
すがすがしささえ感じました。
ただ、どのご家族もそうあれば良いのかもしれませんが、
家族には事情というものがあって、
家族の歴史や文化が介護観や人生観を作ると思いますから、
そういうことから見ると正解はない、ということになると思います。
だから「どんなケースだって、在宅が良いに決まってる。」とは
思わないんです。だって、
在宅にこだわって虐待を受ける。
そんなこともありますから…。
でも、介護が必要になってから最期の別れを迎えるまで、
本人はもとより、家族も思い残すことなく過ごせるようなケア、
ケアマネジメントを1人でも多くの方々に提供したいな、
という気持ちを改めて持った次第です。
日々考えさせられます。