(前回はこちら 。)


「ぼくぅ~が、ぼくであるためにぃ~♪」

この詩ですぐにピン!ときた人は、

30代半ば~40代半ばだと思います^^





さて、今回は尾崎豊さんの話ではなく、

これから「男が男で生まれるために」

どんなことが体の中で起こっているか、

ということを、

『できそこないの男たち』 という本を参考に

書いてみます。



人間の細胞には22対(44本)の常染色体と1対(2本)の性染色体、

合計46本の染色体(人間の設計図)があります。

そして、2本の性染色体のうち、どちらもXXX)なら女性、

XYなら男性になります。


卵子に精子が結合することにより受精卵となるのですが、

卵子の中には22本の常染色体とX性染色体が、

精子は22本の常染色体とXまたはYの性染色体を含む

23本の染色体が入っています。

通常は46本ある染色体が、ちょうど半分になるわけですね。



人間が女性になるか、男性になるかの境目は、

精子の持つ性染色体のうち、Y染色体を含む精子の場合に男性、

X染色体を含む精子の場合に女性になります。

このあたりは学校の授業でも習っている内容だったと思います。



それでこの本を読んで目からウロコだったのが、

Y染色体の全ての遺伝子が男性を決定づける、ということじゃなく、

Y染色体の中のある膨大な量の遺伝子のうち、

いくつかのものが男性になるための情報を含んでいるのだ、

ということなのです。

Y染色体の中の遺伝子の情報は文字にすると何万ページにも渡るそうですが、

男性を決定づける遺伝子その中のわずか数ページだそうです。

その遺伝子があるおかげで男性は男性の身体的特徴を作り上げる、

ということだそうです。



そして、もっと目からウロコなことが…。

こんな説明でした。



精子にはX染色体を持つものとY染色体を持つものとがあります。

そのXY染色体が分かれるとき、「X!」「Y!」と、

きちんと分けられればいいのですが、

Y染色体の中の何万ページもある遺伝子のうち、

何かの拍子で数ページが落丁してしまうことがある。

その落丁した中に男性を決定づける遺伝子が含まれていたら…。

そういう場合は、体は男性なのに心は女性、

ということが起こってくるらしいのです。
もちろん、その反対もありますよね。



ふ~ん、と思いました。

そして、すごい!と思いました。

皆さんはいかが思われますか?



さあ、いよいよ次回から「なぜ、男はできそこないなのか?」、

その理由を書いていきますね。



続く 。)



「男性を決定づける遺伝子」、

その名は「SRY遺伝子」というそうです。
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