とある病院の看護師さんの話に聞き耳を立てたときの話です。

「あのグループホームは、何度言っても全然分からないんだから…。」。

細かな内容までは分かりませんでしたが、

どうも介護職員さんが利用者さんの血圧の低下を見逃して

放置していたがために入院になってしまった、ということのようです。



「だから普段の血圧を知らないといけないのよ。」と

その看護師さんは言いました。



う~ん、そうなんですが…。



私だけかもしれないので恥ずかしいのですが、

医療系の人は当然のように血圧の高い・低いに注意して

仕事をしていますよね。ところが、

私のような福祉系はそういうことに無頓着なんです。(←あっ、決めつけ^^

脈拍とかもそうでしょうか。


ただ、体温とかは気に留めやすいですね。

37.0℃以上は発熱だから病院に行こうとか。

それは多分、幼いときから熱を測ったりして親しんでいる、というか、

そういうことなんだと思うんです。


同じバイタルサインでも気に留めるものとそうでないものとがある。

血圧の高い・低いに無頓着なのは、熱が38℃あってもほったらかし

というのと同じことなんだと思います。



血圧が高いとなぜいけないか、というと、動脈硬化が進むからです。

血液を送る圧力が強い(血圧が高い)と、送られる血管に負担がかかる。

そういう状態が長く続くと血管に柔軟性が無くなってくる。

野ざらしになっている水道のゴムホースみたいなもんです。


あるいは、圧力に耐えようとして厚くなる。血液の通る道が細くなる。



そうなると破れたり詰まったりする危険性が高まる。



脳の血管に起これば脳卒中、細い血管の集まりである腎臓に起これば腎障害

血液を送り出す基になる心臓にも負担がかかり、心臓病にもなりやすい。

(これらを合併症といいます。)



だから、良い血圧に調整しないといけないんです。

原因はいろいろあるようですが、遺伝の他に、

塩分摂りすぎ、肥満・運動不足、ストレス、過労などがあります。

生活・食習慣に気をつける必要があるんですね。


血管を若く保つ。つまり健康的な生活を送る。いつまでも柔軟な血管に…。

生活習慣で良くならなければ、薬で血圧を下げることになるようです。



その点、低血圧は高血圧ほどに心配することはないようです。

めまい・ふらつき、手足の冷えなど、辛い自覚症状があれば別ですが…



ただ、血圧低下は恐いですね。血圧低下の原因は

体のどこかが出血している、ということがあるそうです。

また、心疾患脱水などでも血圧低下は起こるらしいです。

急性の病気が体のどこかで起こっている、ということなんですね。



血圧が低下するということは、

必要な酸素が細胞に届かなくなるなるということですから、

顔色、呼吸、冷感などの異常が起こってきます。

おしっこの量も少なくなるみたいです

(↑血液の循環が悪くなるから )←理屈を知りたい人はクリックを。

だから状態観察が必要なんですね。



以上、工藤上司(看護師)とインターネットと

私の乏しい知識でお送りしました(笑)





ともあれ、その人の普段の血圧を知っていることは、

体調の異変を見つけるとても大切なことですから、

普段から気をつけておきましょうね。




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