呼吸についてのお話しは今回でいったん終わりにします。
最後は「痰」について、です。
最近、痰の吸引が必要な方を担当することになりました。
最近、PT・OTなどリハビリ職による痰の吸引が可能になるなど、
吸痰できる人の範囲が増えましたね。(詳しくはこちら 。)
ヘルパーさんなどにもその範囲が拡大するように
検討されるようです。
でも痰って、どんな役割をしてるんでしょうね。
気管の表面には線毛(せんもう)という細かな毛のようなものが
びっしり貼りついていています。
毛の短いじゅうたんのようなものでしょうか。
その壁からは粘液が出ています。
呼吸するときに入ってくる細かなチリは、その粘液に付着します。
そして、じゅうたんの毛は波のように上へ上へと動いているらしいですね。
そうして付着したチリは、粘液と一緒に外へ吐き出されます。
これが“痰”です。
体力が衰えているなど、痰を自力で出せなくなってしまう人がいますね。
そんな人は排痰 したり、吸引器で吸ったりしますね。
私には排痰法の技術がないので、効果はいかほどか、
よく分かりませんが(;^_^A
あれは、線毛の働きがうまくいかなくなるからでしょうかね?
多分そうでしょう。
呼吸は口から方法と鼻からする方法がありますが、
私は鼻から呼吸したほうが良いと聞いたことがあります。
それは、鼻で呼吸するとチリが鼻毛などに引っかかって
気管に入りにくいからだと思います。
口からだと全てスルーですからね。
ところで、風邪をひいたりすると、痰が増えますが、
あれはどんな作用でそうなるんでしょうか?
ご存じの方、教えてください
