膀胱の容量はMAXだった。
一晩かけて貯まったおしっこは
容赦なく膀胱を刺激し続ける。
とにかくトイレに行かなくては…。
「い~~~~~……」。電流が走った。でも、耐えられる痛みだ。
50%のリフトアップは成功。そして、
右膝をひねり四つん這いの体勢を取った。
やった!完璧な四つん這いに成功。
パリの凱旋門(写真1)のような安定感ある四つん這いに…。
その後、ついていた両手を膝のほうににじり寄らせ、
腰を落として膝を屈曲した。
そのときにつま先を折り曲げ、
そんきょの姿勢(写真2)をとった。
そして両手を膝に乗せたあと、ジリジリと歩幅を広げ、
爺さん婆さんが痛めた腰をかばうように、
ゆっくりと、ゆっくりと立ち上がる。
おお、痛みがない、痛みがないぞ。
そして、とうとう立ち上がった。
2012年に完成予定の東京の新名所、
「東京スカイツリー(写真3)」が如く。
あとはトイレまで歩くだけだ。
上半身と下半身がわずかでもずれると、
たちまち「高圧電流」の餌食だ。
さらに考えるべきは、尿を漏らさないこと。
尿道括約筋を締め続けてトイレにたどり着かなければならない。
その距離わずか5㍍だが、今の俺にとっては目もくらむような距離だ。
しかし、ここで敗北を喫することは許されない。
これは俺の尊厳をかけた闘いなのだ…。
もう一刻の猶予も許されない!
さあ行こう、「トイレ」という名の楽園へ!!!
もう一度気合いを入れ直した私は
膝をやや落として、ゆるりゆるりとトイレへ向かった。
充電切れのASIMOのように(写真4)
時々、体に電流が流れ立ち止まることはあったが、充電切れ間近の
「タナカ・ASIMO・ダイゾー(愛称;DASIMO)」は、トイレにたどり着いた。
放水よお~い……。
……放水はじめっっ!
じゃ~~~~~~~~~~~~~~~~…。
俺は一気に楽園へ登り詰めた。
「勝ったよ。俺、勝ったんだよ…。」
ありがとう、みんな。
ほんとうに応援ありがとう(T▽T;)
(おしまい)
はいはい、お代はいいけど、
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