(前回はこちら 。)
なかなかイメージがわきにくい話だと思ったんですが、
おもいのほか、たくさんの方からコメントをいただきました。
ありがとうございます。
少し、思いついたことがあったので、
記事にしてみます。
「物の意味が分からなくなってくる=意味記憶を失う」
ということを書きましたが、認知症のお年寄りが
意味記憶を失う、ということは、
0歳児が初めて太鼓と出会うときのような状態である、
つまり、それが何者なのか、ということが分からない状態
である、と思います。
ただ、0歳児は全く知らない、認知症のお年寄りは喪失している
という違いはありますが。
しかし、0歳児は認知症のお年寄りのように
混乱や不安な気持ちを行動に表すことは
ありません。
その違いは何か、ということを考えました。
だって、物の意味が全く分からないのは、
0歳児だって認知症のお年寄りだって同じなのだから。
では、どこが違うのか。
ひとつは、先ほど書いたように、
認知症のお年寄りは喪失している、ということ。
もうひとつが、キモです。
おそらく「安心感」なのではないかと。
そう思ったのです。
0歳児には、安心感を与えてくれる
母親がいます。
母親でなくても、父親でも、
祖父母でもいいでしょう。
とにかく、自分のことを愛してくれている
他者がいる。頼れる人がそばにいる。
そのおかげで、0歳児は
不安を持つことなく過ごすことができるのではないか、
と思ったのです。
だって、0歳児がひとりぼっちにされたら、
たちまち泣き出して、取り乱してしまいますからね。
この行動は、不安の表れだと思うんです。
どうですか、この仮説?
「うん、うん。」って、なりました?
なった人、クリックを(笑)
ありがとうございますm(_ _ )m
ということは、認知症の人に不安を持たせないためには、
「まるで母親のような愛情」が必要になってきますね。
それが、認知症のご本人に伝わればいい、ということになりますね。
さて、みなさんは(私を含めて)そんなことができるでしょうか。
あとは、それを頑張っていくしかないですね。
こういう話を聞いたことがあります。
脳卒中のリハビリで、一番改善効果があったのは何か、
という研究で、一番効果があったのは、
「リハビリをしたあとに褒める」ということだったんです。
断っておきますと、脳細胞は一度死滅すると元に戻らない、
というのが今までの定説でしたが、
最近の研究では、障害されていない部位が
障害された部位を補って、
かなり回復することが示されています。
「脳の可塑性」と呼びます。
(言葉の意味はこちら を。)
このことが、認知症にも当てはめられるか!?
大げさなことを言えませんが、可能性が全くなくもない。
「人は褒めて伸ばせ。」とは子育てなどでもよく聞きますが、
人間は、認められると成長できる。
そういうことを信じていきませんか。
褒める、安心感を与える。
そういう”快”の感情を持ってもらうことによって、
「認知症が治る」とまではいかなくても
行動障害が少しでも収まって
平穏な生活を送れる可能性が生まれる、かも。
そう信じてやってみませんか。
ポイントは「無償の愛」かな?
なかなか難しいことなんですが…。