今日、地域包括支援センター(以下、包括センター)から、
新規利用者の依頼がありました。
「包括センターからの新規利用者の話」となると、たいがいの場合、
要支援の方が要介護に重度化してしまったときですが、
今日の方は違いました。
「お宅の所でお世話になっている○○さんの奥さんが要支援になって、
一軒のおうちだから、ご主人と同じケアマネさんに
奥さんの担当になってもらえないだろうか」というものでした。
つまり、○○さんの家を1人のケアマネで見てくれませんか、
ということです。
2人のケアマネがああだこうだと調整してやるよりも、
1人のケアマネがトータルで、その家をみていく方がやりやすい、
ということです。
たしかに、そういうこともあると思います。
ただ奥さんは要支援なので、責任は包括センターにあります。
とくに新規の利用者の方は、なるべく包括センターが持ちましょうね、
というこの町のローカル・ルールもあるんです。
○○さんの担当である山本くん(仮名)に尋ねてみました。
「こういう相談が来たんだけど、どお?受けられる?」
う~ん、としばらく考え込んでから、山本くんは口を開きました。
「この家は生活保護も受けておられるし、近所との折り合いもあまり良くないので、できれば行政にも関わってもらって、相談しながらやったほうがいいんですけどね」。
結局この話、お断りしました。
担当(=報酬)が増えるので、本来は引き受けたほうが良いのですがね。
相手の包括センターは、それを聞いて「そうですかあ…?」と、
少し不服そうな返事を返してきました。
包括センターも要支援の方の担当をたくさん持っておられるので、
できれば我々のようなケアマネ事業所に委託したいんですね。
…気持ちは痛いほど、分かるんですが。
皆さんのところでは、どうしていますか?
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