beermanさん、お待たせしました^^v
コレステロールの話を書きますね。
この歳になると、コレステロールが気になります。
コレステロールといえば脂肪。脂肪といえばコレステロール。
「できるだけ脂もんを食べないぞ。」と思っても、
あの脂っこいラーメンの汁でも完食してしまう私です(;^_^A
でも、まんざらコレステロールは全く悪だ、
ということでもないようですね。
ただ、ラーメンの汁は良くないらしいですけどね。
コレステロールが多いと「高脂血症」と呼ばれる病気になります。
でも、この高脂血症、最近では「脂質異常症」というそうですね。
「高脂血症(脂質異常症)」って、メタボの原因疾病
なんですよね。
悪玉コレステロール(LDLコレステロール)、
善玉コレステロール(HDLコレステロール)
という言葉をご存じですか。
悪玉コレステロールは多いとダメ、
反対に善玉コレステロールは少ないとダメなんです。
だから、コレステロールは全部ダメ、
ということではないんですね。
LDLコレステロールは140㎎/dl以下、
HDLコレステロールは40㎎/dl以上、
また中性脂肪(トリグリセリド)の値は150㎎/dl以下が正常です。
この3つの値を見て「脂質異常症」は判定されるそうです。
つぎに、コレステロールの働きについてお話ししましょう。
脂質の働きの中には、細胞膜を作る働きなど大事な働きがあります。
ですから、脂質も必要な栄養素のひとつです。
脂質は血液によって全身に運ばれます。
どうやって運ばれるか、というと、
脂肪自体は水に溶けないので、
血液の川をお椀の船に乗ってどんぶらこ、どんぶらこ…
みたいな感じです。
脂肪を運ぶ船(=輸送体)があります。
この船のことを「リポタンパク」といいます。
リポタンパクは、外側は水になじむように、
内側は水を通さないようになっています。
水と油、どちらにもなじむ、ということから
「両親媒性」というそうです。
このリポタンパクの船の中には
中性脂肪とコレステロールが入っています。
その脂肪の比重の重いものから、
「キロミクロン」「VLDL」「LDL」「HDL」となっていきます。
脂質は、①食べ物からとるもの、と ②体内で合成されたもの、
の2つがあります。
②体内、というのは肝臓のことです。
①食べ物からとるものは「キロミクロン」の中に、
②体内で合成されたものは「VLDL」の中に入れられます。
どちらも体の末梢に行くと、まず中性脂肪が脂肪組織に取り込まれ、
コレステロールは残り「LDL」となります。
LDLは体の隅々にコレステロールを運搬します。
LDLに含まれるコレステロールは「LDLコレステロール」といいます。
反対にHDLは隅々に行き渡ったコレステロールを引き抜く役割があります。
HDLに含まれたコレステロールは「HDLコレステロール」と呼ばれています。
同じコレステロールでも役割は正反対です。
だから値のバランスが大切なんですね。
コレステロール値を上げるもの、下げるもの
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