(前回はこちら 。)


タイトルはあくまでも「資格が頼りない理由」であって、資格を持っている皆さんがそうだということではないですからね(;^_^A



最後にどんでん返しみたいなことを書きたいと思いますv(^-^)v



最後に引っかかる疑問点ですが、介護福祉士の試験は13科目の知識と介護技術を問われることは以前に書きました。



私が引っかかるのは、「介護という仕事は、この13科目の知識と実技も大切だが、本当はもっと他の大事なもの、必要なものがあるのではないか」、ということです。



つまり、専門的な介護をする(=介護福祉士として身につけておく)上で必要な知識を13科目としていますが、それ以外に必要なものはないのだろうか、ということです。



その議論なくして、「介護福祉士は役に立つ、立たない」という議論にはならないと思うのです。




ここがどんでん返しの話です。




じゃあ、介護に必要なものとはどんなことでしょう。



例えば、こんなのはどうでしょう。



その人の雰囲気であったり、相性であったり、共感の仕方であったり、人生経験であったり、その人の異変に気づく観察力とか。若い職員と年配の職員とではお年寄りのほうが受ける印象も違うし。その他にも、もっともっと書ききれない何かがあるのでしょう。そして、それは科目にできるような科学的なものにはならないかもしれない。つまり座学では身につけられない、教えることのできない要素が介護の世界には大きく必要ではないか、と思っています。



だから、試験にすることもできないのでしょう。

だから今のところ、これを議論することもできないように思います。



実は、これが「介護福祉士の資格を持っていても、仕事できないじゃん」と言われることの一番大きな理由のような気がします。



言い方を変えると、「介護の専門性」というものが未だにはっきりとしていないのではないか、ということです。

それとも、私の勉強不足でしょうか。

(果敢にそれを明らかにしていこうと頑張っておられるkinsanのブログ は為になると思います。)



と、ここでまた制度改正のことを書きますが、何度も登場する介護福祉士に必要な13科目もこのたびの改正で変わるようです。



どんな内容か、というと、「介護知識と介護技術(介護)」を軸として、その基盤となる教養や倫理的態度を学ぶ「人間と社会」、適切な介護の提供に必要な根拠としての「こころとからだのしくみ」という3つの領域に再構成する、ということだそうです。(細かく知りたい人はこちらを 。)



しかし、再構成しても、即実践に結びつくかどうか、は分かりませんね。



いやあ、介護は奥が深い…。







さて、私の戯言も、いよいよ最後になりました。



今度、介護福祉士の受験を控えている皆様にエールを送るつもりで書いていたのですが、なんだか、よく分からないところに落ち着いてしまいました。長々と読んでいただき、本当にありがとうございます。



しかしながら、去年4月に改定された介護報酬では、介護福祉士を取得している人が優遇される改正になりました。事業所も有資格者を欲しがっているはずだと思います。ですから受験資格を持っている方は、受験資格のハードルの低い平成24年度までの試験で、ぜひ取得しておくべきだと思います。受験予定の人、もう少しですから、がんばってください!



受験予定の人、クリックして

願掛けを。

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